最適なインターフェースにより診察対応の効率化が実現
内田 繕博 先生
診療科:整形外科
- 導入前の課題
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・ 整形外科クリニックに対応するドクターから理学療法士や受付、その他大勢のスタッフなど各関係者が異なる業務であってもスムーズに連係できるシステムを検討
- 導入後の効果
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・ 電子カルテシステムを中心として、ドクター、理学療法士、受付、その他スタッフ間で情報連携がスムーズ
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・ 電子カルテが柔軟なカスマイズ対応が出来るため、「セット入力(カスタマイズ)」や、各ドクターごとの最適なインターフェース表示により診察対応の効率化が実現
2つ目は、多店舗展開をするにあたってオンプレ型はデメリットが非常に大きいということです。電子カルテにはオンプレ型とクラウド型の2種類があり、主にオンプレ型を使用しているところが多いのですが、何種類ものカルテを同時に入力できないというデメリットがありました。そのため多店舗展開を前提として、クラウド型を選択しようかなと思っ ていました。
1つ目はWebサイトやGoogle等での検索です。
2つ目は先輩のクリニックサイトなど開業されているクリニックを何箇所も見学に行きました。
3つ目は学会です。
年に4、5回大きな学会があるので、そこで主に外来に関与する業者さん等に相談しました。中にはカルテを持っているところもあるので、その場で内容を見させてもらったりしていました。生の声を大事にして、 いろいろインタビューをして決めました。 実際に触らせてもらったり、その先生たちがどういうコンセプトでやっていて、どういったところに注意しているのかを共有させてもらった上で、当クリニ ックに合うか合わないかを検証しました。
オンプレ型というのは導入するのに非常にコストが掛かります。オンプレカルテの場合、コンピュ ータを1台か2台使う(1台ごとの端末追加)という契約になることが多いのですが、クラウド型は基本的にコストがかなり抑えられていました。また複数人で同時にカルテを操作できるという大きなメリットもあります。
その他にはMAPs for CLINIC導入後の苦労話になりますが、導入当初カルテを利用する際のWI-FIの通信速度に問題があり、カルテの稼働(レスポンス)が非常に遅かったと記憶しています。電子カルテの不具合なのかどうかを御社担当者といろいろなディスカッションや確認をして、 最終的にはWI-FI自体のスピードが出ていなかったということが分かったためネット回線の契約ごと変更をしました。この原因解決はかなり苦労しました。
また医者によって診療指示内容は異なるため、セットと登録する内容も様々になりますが、セット機能が充実していることで、希望のセット登録が可能な点も大きな要素でした。セットは医師や理学療法士で変更することができますので、現状のクラウド型カルテではEMシステムズさん以外ないかもしれないですね。
時間短縮には非常に強みがあると思っています。
例えば検査だけでなく通常のカルテの文言、あとは診断名までセットに組み込めるのでボタンひとつ カルテすべてがしっ かりと整えられるという点が大変助かっています。
内田 繕博 先生
「自然で最適なスポーツ健康医療を実践するクリニック」 Optimal Based Sports Wellness Medicine
医療技術はこの20年間の革新的な進歩を遂げている。一方、子供達のカラダは1.5-2倍怪我をしやすくなっています。
これは急速な都市化による「遊びの運動空間」の減少によって神経系発達に大切な時期の外遊び時間の減少や多様な運動経験がなくなったことで、運動の基礎的動作の「歩くこと」や「スキップができない」や「とっさに手をつけずに転ぶ」などの自然に出来るはずの<巧みな身のこなし>ができなくなってきて怪我をしやすくなったことが要因と考えます。
また、超高齢化社会に突入した日本は2040年には1人の若者が1人の高齢者を支える更なる高齢化に突入していきます。さらに健康に不安を抱く人は61.1%(2014年厚生労働白書)となっています。 このような社会においてスポーツ選手や子供達、高齢者家族全ての人が、自然な自分の体と向き合いながら健康でずっと輝けるような社会になるように最適な医療を提供するクリニックを目指していきます。