電子カルテ

電子カルテメーカーを比較検討する際に重視したい選定要件

電子カルテを新規導入する際、悩みがちなこととして「どのメーカーのサービスを選ぶか」が挙げられます。電子カルテシステムとひと口にいっても、さまざまなメーカーから多くのサービスが提供されています。その中から自院に適した製品を選定するのは骨が折れる作業でしょう。
そこでこの記事では、電子カルテシステムのメーカーを比較検討する際に設けたい要件や、おすすめの電子カルテシステムについてご紹介します。

電子カルテメーカーを比較検討する際に重視したい選定要件

電子カルテシステムの種類

まず、電子カルテシステムのおもな概要についていま一度押さえておくと、比較検討がしやすくなります。ここでは、電子カルテシステムの大まかな分類と、それぞれの特徴をご紹介します。

 

オンプレミス型/クラウド型

オンプレミス型電子カルテシステムとは、サーバーやソフトウェアなどの機器を自院に設置してシステムを一から構築し、運用までを行うシステムです。

一方でクラウド型は、サービス提供者(ベンダー)が管理するサーバーや機器を、ネットワーク経由で利用するシステムです。一般的には「サーバーや機器を自院に設ける必要があるのがオンプレミス型、その必要がないのがクラウド型」と認識しておくと分かりやすいでしょう。

 

レセコン一体型/分離型

電子カルテシステムには、もう1つの分類方法があります。それは医療機関には欠かせないレセコン(レセプトコンピューター)が一体化しているか分離しているかです。

一体型電子カルテシステムにも分離型にもそれぞれメリット・デメリットがあるため、自院のニーズに合ったものを選びましょう。

 


 

電子カルテメーカーの役割と重要性

電子カルテを選ぶとき、メーカーにはこだわる必要がないと考えている方もいると思います。しかし、電子カルテの選定においてメーカーは重要なポイントとなります。

ここでは、電子カルテメーカーが持つ役割やその重要性について、ご紹介します。

 

電子カルテメーカーの役割

電子カルテメーカーの大きな役割の1つは、医療機関へ電子カルテシステムを提供することです。しかし、メーカーの役割はそれだけにとどまりません。各院がより便利で効率的に電子カルテを運用できるよう、それぞれのニーズに合わせたカスタマイズを務めるのもメーカーの重要な役割のひとつです。

電子カルテの運用開始後も、緊急時のサポート対応やメンテナンスなどのサービス提供をメーカーが行うこととなります。電子カルテメーカーとの付き合いは、導入が済んだら終わりではありません。長いお付き合いとなっていくため、電子カルテの新規導入やリプレイスを実施する際には、メーカーの選定も重要となるのです。

 

医療機関における電子カルテメーカー選定の重要性

電子カルテの普及率が高くなるとともにシステムの数は多くなり、それらを提供するメーカーの数も増加しています。それだけに、自院のニーズに合っていて適した費用対効果を得られるメーカーを選定することが必要になるでしょう。

まずは自院の電子カルテシステムを選ぶにあたり、詳細な選定要件を整理しておかなければなりません。その上で、複数のメーカーを挙げて製品ごとに慎重な比較検討を行いながら慎重に選んでいくことをおすすめします。

 


 

電子カルテメーカーの選定要件

どのような電子カルテシステムやメーカーを選びたいか、院単位で要件をまとめることは簡単ではないでしょう。そこで、ここでは電子カルテのメーカーを比較検討する際に重視したい具体的なポイントをご紹介します。

 

機能・スペック

数多くある電子カルテシステムだけに、そのサービスごとに備える機能や性能も異なります。メーカーが提供しているシステムの機能一覧を確認し、どのような標準機能が備わっているのか、オプション機能にはどのようなものがあるのかをチェックしましょう。

 

操作性

必要な機能が備わっていたとしても、使いやすさや操作感の面が劣っていると導入後の活用が思うように進まない恐れもあります。このため、電子カルテシステムの操作性についても事前に必ず確かめておく必要があります。機能自体が誰でも使えるユーザーフレンドリーなものであるかどうかはもちろん、カルテの見やすさや画面遷移の速度などもチェックすると良いでしょう。

 

カスタマイズ性

電子カルテシステムでカスタマイズ性が高いものといえば、自院でシステムそのものを管理するオンプレミス型が挙がるでしょう。しかし近年は、クラウド型電子カルテシステムでも一定のカスタマイズ性を備えた製品が増えています。

メーカーで電子カルテシステムを選定する際も、もし自院でカスタマイズの必要性を感じている場合はカスタマイズ性について考慮しておく必要があるでしょう。

 

コスト

電子カルテシステムにかかるコストといえば、まず新規導入時にかかる費用を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、導入コストのほかに運用開始後の維持管理にもコストがかかってくることを意識しなければなりません。

契約する予定のライセンス数やサポート費用など、運用時にかかってくる費用も含めた総コストを意識して製品を比較・検討しましょう。

 

医療機器や他システムとの連携性

電子カルテは、医療機器やその他のシステムと連携することでより業務効率化が期待できます。メーカーで電子カルテシステムを選ぶ際も、製品に周辺システムとの連携の実績があるかをチェックし、連携性をポイントに選定していくことが必要になるでしょう。

 

サポート体制

電子カルテシステムの運用中、万一のトラブルで機能が使えなくなったり、システム自体が一時停止してしまったりする事態に見舞われることは避けたいものです。このため、製品やメーカーのサポート体制も重要な選定要件となります。

故障時やトラブル時に迅速に対応してもらえるか、また導入時だけでなく運用後のサポートも充実しているかなどを選定のポイントとしましょう。

 


 

EMシステムズのクラウド型電子カルテシステム「MAPs for CLINIC」

ここでは、2011年から電子カルテの開発・販売を行っているメーカーである弊社・EMシステムズのクラウド型電子カルテシステム「MAPs for CLINIC」について、簡単にご説明いたします。

 

クラウド型電子カルテシステム「MAPs for CLINIC」とは?

感覚的な操作感で使いやすさを実現しつつ、初期費用0円を実現したクラウド型電子カルテシステムが、EMシステムズの「MAPs for CLINIC」です。電子カルテ導入時に悩みがちなのが、新規ハードウェアの購入にかかるコストの問題。しかし、MAPs for CLINICならスペックさえ満たせば市販の機器を活用できます。お手持ちの機器で運用を始められる場合もあり、新規導入時のコストで悩まずに済みます。

 

資料はダウンロードで入手可能なほか、本格導入前の無料体験もご用意しています。電子カルテの導入を考えているなら、ぜひEMシステムズのMAPs for CLINICをご検討ください。

 


 

まとめ

今回は、電子カルテシステムのメーカーを選定するポイントについてご紹介しました。電子カルテメーカーを比較検討する際に重視したい選定要件には、機能や操作性、カスタマイズ性、コストのほか、医療機器や医療システムとの連携やサポート体制などがあります。電子カルテシステムは長く使うものですから、アフターサポートを一手に担うメーカーの選定も重要です。

今回ご紹介した「MAPs for CLINIC」は、必要な機能や使い勝手を備えているだけでなく、今後さらなる普及が予測されるオンライン診療システムなど他システムとの高い連携性を備えた電子カルテシステムです。

使い勝手の良い電子カルテをお探しの医療機関様は、ぜひEMシステムズまでお気軽にお問い合わせください。

この記事を書いたライター

株式会社EMシステムズ

氏名 株式会社EMシステムズ

1980年創業の医療(クリニック・保険薬局)、介護/福祉業界向けのシステム開発・販売・保守を行う企業です。現在は北海道から沖縄まで、多くの全国の医療・介護施設様に当社の各種システムをご利用いただいております。

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